ご寄進について
お寺には、数多くの文化財が息づいています。
それは単なる古い品々ではなく、かつての人々が祈りを込め、未来へ託した「想いの結晶」です。
私たちは、形あるものを慈しみ守り抜く姿勢こそが、目に見えない「弔い」の誠実さに繋がると信じています。
歴史を後世へ繋ぐことは、先人への尽きることのない供養であり、皆様に「ここなら安心して大切な人を預けられる」と感じていただくための責任だと思っています。
この尊き宝と絆を未来へ繋ぐため、皆様の温かなご寄進を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。

約四百年を育む想いと歴史
物語が宿るお寺の景色



慈溪寺の山門の左右に広がる壁画には、始祖である愚堂国師のお言葉が刻まれております。昭和60年に建設し、現在に至るまでお寺へ訪れる方々を出迎えております。
瑞龍寺から移築された山門。特徴的なのは、山門としては類を見ないほど太い木材が贅沢に使用されている点です。さらに、これらの木材は炭で焼かれているため、深みのある美しい黒色を帯び、独特の重厚感があります。

当山の信仰を繋ぐ本堂。荘厳な祈りが捧げられる法要の場であり、お寺のイベントを通じて皆様の笑顔が重なる交流の拠点でもあります。詳細は不明ですが、濃尾震災後に建立、その後平成24年に改修いたしました。
古来より安らぎを届けてきた鐘楼。大晦日には多くの人が集って「除夜の鐘」を鳴らし、煩悩を祓い清めます。経年劣化のため、2026年に改修工事を行いました。





慈溪寺には歴代の和尚様の掛け軸(頂相)が大切に保管されていますが、その中でも最大の寺宝と言えるのが、狩野探幽が描いた初代・愚堂国師の掛け軸です。
狩野探幽といえば龍や虎などを描くことで知られる大巨匠ですが、 彼が 「人物」 を描いているのは非常に珍しく、美術的・歴史的にも大変貴重なものであると言えます。
作者不明ですが、享保五年から十年をかけて制作された直筆の大般若波羅蜜多経。印刷のものが多い中で、直筆で記されている貴重な経本です。
慈溪寺では、開山である愚堂国師が直筆で遺された貴重な書物の数々を大切に保管しています。長い歳月による傷みを丁寧に修繕しながら、今も当時の息吹をそのままにお寺で守り続けています。愚堂国師の教えと情熱が宿る墨跡は、当山の文化財として脈々と未来へ受け継がれています。







子供の守護や安産を司る慈愛の仏、お地蔵様。最も身近な場所で私たちの悩みに寄り添い、そっと救いの手を差しのべてくださいます。その温かな眼差しは心に安らぎを灯し、明日への希望を育む優しさに溢れた、一番身近な心の拠り所です。
あらゆる観音様の基本であり、慈愛の源流とされる清らかなお姿です。泥中より咲く蓮を手に、私たちの迷いや苦しみを静かに救い上げます。凛とした佇まいは心に一筋の光を灯し、真の安らぎを届けてくれる慈悲の象徴です。
燃え盛る火炎で煩悩を浄化し、右手の剣で悪を断つ不動明王。その峻烈な姿は、甘えや迷いを退け、人を正しい道へと導く「極限の慈愛」の形です。心の曇りを払い、再び一歩を踏み出すための力強い勇気を授けます。
慈溪寺に眠る
ひとびとの想い
想いは、宝
宝を守り、
未来へ繋ぐ
お寺には、数多くの文化財が息づいています。
それは単なる古い品々ではなく、かつての人々が祈りを込め、未来へ託した「想いの結晶」です。
私たちは、形あるものを慈しみ守り抜く姿勢こそが、目に見えない「弔い」の誠実さに繋がると信じています。
歴史を後世へ繋ぐことは、先人への尽きることのない供養であり、皆様に「ここなら安心して大切な人を預けられる」と感じていただくための責任だと思っています。
この尊き宝と絆を未来へ繋ぐため、皆様の温かなご寄進を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。





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